我が家には、河童の人形がたくさんある。
茶箪笥の中〜湯飲み茶碗の間からのぞいている河童! 腕枕をしている河童!
寝転んで頬杖のポーズを決め込んでいる河童!
抱き合っている河童など。。。
数え切れないほどの河童である。
本棚の中には、時代劇の主人公になりきっているような着物姿のものや、
浴衣姿のものなど、やはりいろいろのポーズの河童が本と本の間の隙間に
飾られているが、特に目につくのは裸の女性のユーモラスなポーズのものが多い。
また、孫の一番のお気に入りの河童は、丸いテーブルの上に立っていて、
ネジを回すと♪あ〜おい目をした〜お人形は〜〜〜♪のメロディにのってクルクルと回る河童である。
これらの沢山の河童は、義父が若い頃から集めていたものである。
残念ながら平成3年12月16日に、病に勝てず82歳で他界した義父からの贈り物である。
義父の河童好きは有名で、出かけた先々では必ず河童を探して購入したと聞いている。
ある日・・・その義父からダンボール2箱が送られてきた。
開けてみて驚いた! 大事にしていた河童の人形が、ひとつ ひとつ 新聞紙で大事そうに包まれていたのである。
あまりにも大事すぎてすぐには箱から出せないでいたが、義父の五年祭終了後に箱から出し、部屋のあちこちに飾らせていただいた・・・
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