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<お正月>
 
  1月1日 新しい年を迎えた  
  お正月の朝は、毎年お決まりのコースだ。  
     
  お屠蘇にはじまり、お雑煮、煮物、お決まりの御節を戴きながら、テレビをみる・・・・・そして、お年玉の時間だ!
  92歳の私の母から、主人 私 子供たち 孫たち全員がお年玉をいまだにいただいている。
   故義父も毎年私達にお年玉を下さった。
  それを見習って、私達もそれぞれにお年玉を渡して、子供達との行事はお開きになり、主人と私は実業団駅伝を楽しむ。
  2日~3日はもちろん 箱根駅伝を必ずみて、3日の駅伝終了後に家族全員で初詣に!
 
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  子供の頃のお正月を思い出してみた。
  長崎県のH市で終戦後生活をしていた。
   父が出征してすぐ、母は私を託児所に預けて、今の東京都庁の仕事をしていたので、父が硫黄島で戦死してからH市でも農林省の仕事をして
 いて職業婦人と呼ばれていた。
   でも自給自足の人たちが多い環境だったので、現金のお年玉は珍しかった。
   
  知り合いの家にご挨拶にいくと「おてがけ」を頂くのだ。
  これがお年玉である。
  真っ白い半紙の中に入っていて、半紙の上がギュッとねじられている。
  中に入っている定番は次のようなものだった。
   
  「ちいさなお餅」「まるぼうろ」「いっこっこう」「干し柿」「みかん」「つじうら」
   
  「つじうら」が嬉しいのだ。
  しょうが味の薄いおせんべいがま~るくなっていて、その中におみくじが入っている美味しいおせんべい!
  これが、私の子供の頃のお年玉!
 
  なつかしくも美味しいお年玉!