クリスマス~2 b
  [その3]
  娘は小学6年生まで、息子は4年生まで、サンタさんの存在を心から信じていました。
 

まず娘の方~。この頃はテレビ等で「サンタさんはいないんだよ」と、

   おもしろおかしく放送していたので、困ったわねぇ~と主人とよく話していました。
   何としても「子供たちに夢を」と私達は努力したものです。
      12月になると「ほしいものを書いて、神棚に置く」というのが常!
  3年生の12
  「お母さん、サンタさんはいないって!お父さんやお母さんがプレゼントを買ってくるって!みんな言ってるわよ
   だから私 書かないでお母さんに言うわね」と・・・
  「それは、いい子でなかった子にサンタさんからプレゼントがこないので、そのお友達のお父さんかお母さんがかわいそうに思って、買ってきたんじゃないの?」と私~。
       そして、娘は例年の様に 神棚に手紙を置いたのでした。
 

クリスマスも近づいたある日、そう~と糊付けをしてある手紙を、開けた、気づかれないように悪戦苦闘しながら見て、

   そして主人と共謀して注文の品を買い見つからないように隠します。
  子供の喜ぶ顔を思いながらの、この行為が親としても 心ウキウキ~(笑)
   
  その日がやってきました~12月24日!
  明日 目が覚めると、頼んでおいたプレゼントが枕元にあるという前夜!
  「さぁ~寝ましょう。いつまでも起きているとサンタさんがこないわよ」
  「私 注文の物 違う物にする。今から書き直す」と娘が~・・・
       (私 キティちゃんの赤い電卓がほしい!!!)
  主人と私は思わず お互いの顔をあわせてニコリ。
 

実は 娘の最初の注文品は「キキララのピンクの腕時計」だったのです。

  でも、人気の商品で売り切れの為、(やはり今年はばれるかもね、でもサンタさんが間違えたとか言って、頑張ってみましょう)***
    と言いながら、何とキティちゃんの赤い電卓を買っていたのでした。
  なんという偶然なんでしょう!私達の方がサンタがいると思いましたぁ。
  翌朝、娘はすっかりサンタさんの存在を信じこんだのはいうまでもありません。
  学校から帰宅した娘は得意げに言いました。
   「お友達に言ったわよ。買いなおしが出来ない時間に注文を変えたけど、頼んだ物が届いたわ。やっぱりサンタさんはいるわ!って」
 
彼女は 私達を試したのでした。  
そして、6年生まで信じたのでした~。。。